June 01, 2008
約束。
「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」。
ものすごくインパクトのある名前だが、いわゆるひとつの、七味唐辛子である。
その友人曰く、
「やっさん(←彼からはなぜかこう呼ばれている)ねぇ、この唐辛子はねぇ、ものすごぉく旨いんですよ。でね、それだけじゃなくって、むっちゃくちゃ辛いんですよ。」
そう力強く語る彼から、
「京都に行ったら、ぜひ買ってきてくださいよ」
と頼まれた。
だから、買いに来たのだ。
なぁんだ、という感じもあるだろうが、
でも約束は約束。
友人との約束は守る。(可能な限りにおいて)
それは、ボクの信念の1つ。
−−−−−
そんなこんなでくたびれて名古屋の自宅に戻ると、
携帯が鳴った。
FC琉球の、ボクが最も大好きな選手からだった。
開口一番、
「ヤスダさん、わざわざ京都まで来てくれたのに
本当に申し訳ありませんでした」
と彼は切り出した。
きょう、彼はベンチ入りしていたが、
ピッチに立つ機会は得られなかった。
でも、ボクは知っている。
たとえ緑の芝の上にいなくても、彼がこの90分間を全力で戦っていたことを。
時にはピッチ上の選手よりもずっと大きな声で檄を飛ばし、また「いつでも準備はできている」と、アップをしながらその時をずっと待っていたことを。
彼は、戦っていた。
長い長い笛が鳴った後、
ボクは選手の誰に対しても声を掛けられなかった。
鼓舞することも、罵声を浴びせることも、
ホントに何もできなかった。
それぐらい、
何も言いたくないぐらい、
情けなかったし、悔しかった。
しかし、まだ彼がいる。
ピッチの上で闘志を失う者がいても、
ピッチの外から闘志を燃やし続けている彼が。
3月のホーム開幕戦後。
ボクは、彼と1つの約束をした。
「ホーム戦にはしばらく行けなくなるけれど、
アウェー戦にはできる限り駆けつけるから。
そして、全力でサポートするから。」
俺たちは戦う 琉球の勝利のため
最後の笛 響くまで
Allez! Allez! FC Ryukyu Allez!
RYUKYU Allez-Allez!
…この歌が、ボクの彼らに対する気持ちだ。
どんなときも、絶対に諦めるな。
戦え。
俺たちも一緒に戦っている。
ボクは、キミとの約束は、必ず守る。
それがボクの責任。
次に電話をするときは、一緒に喜びを分かち合おう。
