March 24, 2008
BE TOGETHER
名古屋への引越し荷物を発送するため、この週末はずっと荷造り作業。…といっても実家は沖縄のままだし、3年経ったらまた沖縄に帰ってくるつもりなので、当面必要なものをピックアップしての荷造り。
なぜか200枚近くあるCDも全部持っていくのは大変なので、とりあえず聴きたくなりそうなものを中心にPCへ取り込んで持っていくことにした。
PCへの取り込み作業をしながら曲を聞き流していく中で、不思議とその1曲1曲に対する思い出が蘇っていく。
その中で、数年ぶりに聴いた曲がある。
ある意味で、今のボクがあるのはこの曲によるところが非常に大きいかもしれない。
なぜか200枚近くあるCDも全部持っていくのは大変なので、とりあえず聴きたくなりそうなものを中心にPCへ取り込んで持っていくことにした。
PCへの取り込み作業をしながら曲を聞き流していく中で、不思議とその1曲1曲に対する思い出が蘇っていく。
その中で、数年ぶりに聴いた曲がある。
ある意味で、今のボクがあるのはこの曲によるところが非常に大きいかもしれない。
「BE TOGETHER」鈴木あみ1999年。就職超氷河期と言われた年の春に、ボクはコンビニの会社に就職した。
就職活動はホントに厳しかったけれど、それでも乗り越えられたのはいろんな人とのつながりがあったからだった。その多くは、就職説明会などで知り合った、いわばライバルたちなのだけれど、彼らは同時に"戦友"でもあった。就職活動が終わり、それぞれが別の道へ進んでも、友人としての付き合いは続いている。
インターネットによる就職活動が黎明期から定着していく過渡期にあった当時は、情報戦の様相があった。そして「自分さえよければそれでいい」という自己中心的な考えを持つ人が多くなりかけていた。何というか、すべて損得勘定だけで物事を考える人が増えていた。でも、こうした考えの持ち主の多くは、大学を卒業して社会人になっても表面的な形でしか人間付き合いができず、また信頼感がとても薄い人になっていた。
反面、損得勘定で付き合える友人は、いつも本音でぶつかるため、時として辛辣な指摘を受けたり大喧嘩をしたりするが、しかしその奥にはいつも思いやりや温かい友情が込められていた。何かあった時に1番信頼が置けるのは、こういう人物だった。
ネットの発達速度が加速するにつれ、こうした人間的な結びつきが希薄になっていくことを身をもって感じたボクは、「損得勘定抜きでお互いを支えられる友人を持つ」ことの大事さ、それが自分の利益になることを"後輩"たちに伝えたかった。
そのチャンスは、ほどなく訪れた。
就職した年の秋、ボクは就職情報企業「ジョブウェブ」の佐藤社長と一緒に「就職活動キックオフイベント」を全国6都市(仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡)で企画・運営することになった。…といっても、ボクが企画したのは異業種交流会的な、いわゆるオフ会だったのだけど。
イベントのタイトルをどうしようかと考えていた時、テレビから流れていたのが鈴木あみの「BE TOGETHER」だった。
"セラミックの月 プラスティックの星
ふたりだけがリアリティ"
"Be together Be together"
"Shake, Shake, Shake my soul"
セラミックの月を見るような表面的な付き合いではなく、心の温もりを感じられる人間付き合いをしようよ。
孤独な戦いをしないで、みんなで一緒に戦おうよ。
魂が熱く揺さぶられるような、そういう人間関係を作ろうよ。
…そういう思いを込め、イベントのタイトルを「BE TOGETHER」にした。
結局、このイベントは2年間にわたって全国16都市で開催することになり、ボク自身も2,000人近く(以上?)の学生や社会人の方とお会いした。その時に出会った全国の友人たちとは、残念ながら全員ではないけれどかなりの数の方と今もお付き合いがある。
あるヒトは放送局の看板アナウンサーとなり、あるヒトはベンチャー企業の社長として活躍し、またあるヒトは海外へフィールドを移した。銀行で頑張っている人もいるし、人材開発の仕事に携わっていたり、先端技術の研究者になった人も、はたまた伝統産業に携わっている人もいる。最近、新聞で彼らの顔をちょくちょく見かけるようになってきて、発見するたびに「あいつ、やるなぁ」と妙にニヤついてしまう。そして、「ボクも負けてはいられない」という気持ちになるのだ。
何か大きなことをやろうという気はないけれど、彼らという存在があることで毎日毎日を向上心を持って生きることができている。誇るべき友人たちはボクにとって大事なエネルギーとなっている。
この曲があったから、きっとボクは素晴らしい友人たちと出会えたのだし、誰よりも人生を楽しんでいられるのだ。
そのポップなメロディは、全力で人生を楽しむ人を讃えるハレルヤであり、そのアップテンポなリズムは、人生を楽しむスキップの音なのかもしれない。

