September 11, 2007

基本の徹底と、リスク管理。

v. JEF-R「がんばれば、結果は必ずついてくるさ」
スランプに陥ったとき、不調なとき、こういった声をかけられることは珍しくないだろう。

しかし、"ただ"がんばっているだけでは、結果は必ずしもついてこない。ヒト(=ライバル)がやっている以上に努力を重ねなければ、結果は変わらない。



さて、先週土曜日のジェフリザーブズ戦。

勝敗を分けたのは、
「一瞬でも隙を作らないこと」
「一瞬でも隙を見つけたら確実に突くこと」
それが確実にできたかどうか、だと思っている。



唯一のゴールシーンは、琉球DFの凡ミスとしか言えないクリアミスに、それを見逃さなかったジェフMFが走り抜けてボールを奪い叩き込んだ。

失点はしたが、琉球にも得点チャンスはジェフと同じぐらい、もしかしたらジェフ以上にあったと思う。ジェフにも「一瞬の隙」ができた場面は実はかなり存在したのだが、それを琉球は決めきれなかった。


日曜日の沖縄タイムスは、ジェフリザーブズの監督が「全く不本意な試合だった。唯一の収穫は勝ったことぐらい」とコメントしたことを報じた。実際、ジェフリザーブズにすれば全く不本意な、ある意味消化不良な試合だったろうと思う。そして、相手をそういう苦しい試合展開にしたのは、大幅に改善された琉球の中盤によるところが大きいのではないか。


この試合の中盤は、ボクが今シーズン観てきた中では最も良く機能していた。その中心にいたのは秦選手と、"闘将"望月選手だった。ピッチで気を吐く望月選手を見て、彼こそが今年の琉球に欠けていた"最も大事なパズルの1ピース"だったのだ、と確信した。彼ら2人を中心に、杉山・鎌田の両選手は水を得た魚のように生き生きと動き回っていたし、栗田選手もいぶし銀のプレーを魅せてくれた。

守備面でも、炎のディフェンダー(ボクは尊敬の意味を込めて"ファイアーウォール"と呼びたいけど)・三好選手のパフォーマンスには光るものがあった。

ただ、攻撃面では"決定力不足"を露呈。絶好のチャンスが何度かあったが、それを決めきれないようでは…。



作ってはならない「一瞬の隙」を作った琉球と、それを見逃さず確実に突いたジェフ。
それだけのことなのだが、それは同時にとても大事な"基本"でもあり、それが勝敗を分けた。




一瞬の隙ができたとしても、それを相手に突かれる前に周りがフォローして隙を埋めればいい。

今シーズンの失点に多いのは、ケアレスミスを相手に突かれて・・・というシーン。
ならば、簡単なプレーの1つ1つであっても「大丈夫だろう」という奇妙な安心感を持つのではなく、常に「・・・かもしれない」というリスクへの警戒と対処を他の選手すべてが考えながらフォローしていく必要があるのではないか。
チームプレーは、実はリスク管理でもあるのだ。



今年は天皇杯本選に出場できないため、これから1ヶ月は試合がない。
しかし、1ヶ月後からは地獄のような戦いが待っている。
1試合1試合、ボクらサポーターも含めて、琉球は「負けたらノックアウト」という危機感を持って臨んでいかなければならない。

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