July 18, 2007

真夏の夜の夢。

シェイクスピアの書いた「真夏の夜の夢」は、ハッピーエンドで終わる。

しかし、けさボクが見た夢は、悪夢だった。
何が悪夢って、思い出したくないあの試合がそのまま蘇ってきたのである。


・・・夢の中で再放送された試合は、やはり見ていて気分が悪かった。

そして夢の中にもかかわらず、琉球はありえない大差で完封負けを喫した。


ホイッスルがなった瞬間、後ろに座っていたコドモが「ママ、なんで琉球は負けたの〜?」と泣きながら母親に訴える。それに対して唇をただかみ締めるしかできない母親の姿。それはあのときに見た悲しい光景のままだった。



実際にはボクは痛烈な皮肉を込めた歌を歌ったが、
しかし夢の中では、選手の目の前で旗に火をつけていた。
そして衆人環視の中、自らもその火に包まれて、

目が覚めた。


やはり、悪夢だった。
寝覚めはとても悪かった。
きょう1日、何をするにもまるで廃人のようだった。

たかが1つのサッカーチームのことなのに、でもそのサッカーチームの結果によって翌日の自分が変わる。下手すると人生さえも変わってしまうかもしれない。


試合で掲げるあの旗は、ボクだけのものではない。
あの旗には、たくさんの人の想いが集まっている。
旗を振るとき、その旗に込められた人たちの想いを一緒に選手たちに届けたいという気持ちでいる。そしてそれがあの旗を持つ者の責任なのだ。

しかし、けさの夢の中で、ボクはその旗を燃やしていた。
なぜそんなことをしたのか、さっぱりわからない。



実は過去に1度、あの旗を"棄てよう"としたことがある。
正確には、「2度とスタンドに行くまい」と心に決め、別の人にあの旗を渡そうとしたことがある。
そのとき、しかし彼はこう言って受け取らなかった。

「ヤスダさんの旗には、いろんな人の琉球への想いがある。そして彼らは、あなたにその想いを託したんです。彼らの想いを、彼らに代わってあなたがずっと伝え続けなきゃいけないんだ。それがあなたの責任というものです。だからこの旗はあなたしか持つことを許されない」



実際にあの旗を燃やすことはないと思う反面、このままだったらいつかそんな日が来てしまうのではないかという不安を感じてしまっている。


こんな夢は、もう2度と見たくない。

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