July 12, 2007
セブン-イレブン、いい気分♪
きのう7月11日は、セブン-イレブンデー(・・・ってセブン-イレブンのヒトしか言わないと思いますが)。
この日前後には、全店が参加して地域清掃活動を行っていたことをいつも思い出す。
それはさておき、きのうはこんなニュースがあった。
セブン−イレブン:世界の店舗3万2千超、最大チェーンに(毎日新聞)
セブン-イレブンの店舗数が、マクドナルドを抜いて世界一になったというニュース。このニュース、個人的に感慨が深かった。もちろんセブン-イレブンに以前在籍していたから・・・ということもあるのだが、実はボクが就職するとき、最後まで迷っていたのがセブン-イレブンとマクドナルドの2社だったのだ。ボクは最終的にセブン-イレブンに入社したのだが、でも最終的にセブン-イレブンに決めた理由は「名古屋(当時)と沖縄になかったから」というどうでもいい理由であった。
この日前後には、全店が参加して地域清掃活動を行っていたことをいつも思い出す。
それはさておき、きのうはこんなニュースがあった。
セブン−イレブン:世界の店舗3万2千超、最大チェーンに(毎日新聞)
セブン-イレブンの店舗数が、マクドナルドを抜いて世界一になったというニュース。このニュース、個人的に感慨が深かった。もちろんセブン-イレブンに以前在籍していたから・・・ということもあるのだが、実はボクが就職するとき、最後まで迷っていたのがセブン-イレブンとマクドナルドの2社だったのだ。ボクは最終的にセブン-イレブンに入社したのだが、でも最終的にセブン-イレブンに決めた理由は「名古屋(当時)と沖縄になかったから」というどうでもいい理由であった。
セブン-イレブンという会社はとことん変わっていた。
たいてい、一般企業は新卒入社日を4月1日としているのだが、この会社は入社式を3月に行う。そのせいか、セブン-イレブンの入社式(イトーヨーカ堂などと合同で行われる)は毎年必ずニュースになっている。ボクの代は3月10日が入社日で、入社式は3月19日だった。ちなみに大学の卒業式も入社式と同じ3月19日だった。つまり、学生を終わる前に社会人になってしまっていたのである。
卒業式と入社式。ボクはどっちに出席しようかと悩んだ挙句、大学の卒業式を選んだ。そのため、入社式はニュースで"受けた"ことにしている。
そうそう。セブン-イレブンは、会社の組織図が一般企業とは逆に描かれているのをご存じだろうか? 一般企業は、社長を頂点とした"ピラミッド型"の組織図を用いている。でも、この会社は社長が最下段に位置する"逆ピラミッド"。最上段(もっとも偉いヒト)は"お客様"と書いてある。こういう発想が好きだった。
また、社内では上司を肩書きで呼んではいけないというルールがある(例外:会長・社長)。普通の企業は上司を"課長"やら"係長"やら"主任"やらといった肩書きで呼ぶのとは対照的である。ちなみにどう呼ぶか。"さん"付けである。ちなみに、部下に対しても"さん"付けは必須で、呼び捨ては厳禁らしい。だからだろうか、上下のコミュニケーションはとても取りやすいように感じた。
いつも何かを考えるときは「お客様の立場に立つ」ことを求められた。
仕事をする時は[情報収集・分析]→[仮説]→[実施]→[検証]というプロセスを大事にした。他の企業で[Plan]→[Do]→[See]という考えが流行するずっと前から、セブン-イレブンでは仕事の進め方として当然のごとく行っていた。
バカバカしいようなアイデアでも、上司は「やってみろ」と言ってくれたし、きちんと考えて評価してくれた。そういう社風も好きだった。
セブン-イレブン・ジャパンの創立30周年にあたり、ある上司から「セブン-イレブンの数字をわかりやすく説明できるアイデアを2日で考えてくれ」と注文されたときのこと。たとえば利用客数。グラフを使うのが普通だと思うのだが、ボクは地球の絵を描き、その半分を真っ赤に塗りつぶした。そしてこう書いた。
「毎年、世界の人口の半分がセブン-イレブンを利用しています」
当時、日本のセブン-イレブンの来店客数は平均約1,000人、店舗数は約10,000店。社内にあったデータはこの2つだが・・・これを計算すると1日あたり1000万人が来店していることになる。それに365日かけると36億人。世界の人口が約60億人・・・だから、世界の半分が来ています、と書いた。他にも、セブンで1年間に売れる少年マガジンを積み上げたら富士山1000個分とか、そういったものばかり書いたのだ。
怒られる・・・と思いながら恐る恐る提出した2日後、その上司は満面の笑みを浮かべてこう言った。
「これだよ!」
なんとその書類は会長までいったらしく、そして爆笑したらしい。
そして、ボクの提出した書類がキッカケで「教えて!セブンイレブン」というコーナーがHP上で始まった。
そのときの上司が伊藤さん(写真左)。現在は常務取締役をされているが、非常に気さくな方で、在籍時にはとてもかわいがっていただいた。そしてボクが退社した現在でもいつも気にかけていただいている。ちなみに"コンシェルジュ"というボクのニックネームの名付け親は、この伊藤さんである。
隣に写っているのは、鵜飼さんというボクの元同僚。彼とは同期でもあるのだが、今は伊藤さんの下で活き活きと仕事をしているようだ。
セブン-イレブンは世界最大の小売チェーン。でも、彼らは規模の大きさよりも1店舗1店舗を大切にしていることをボクは知っている。その積み重ねがあって、ここまできた。急激にチェーンを拡大することをせず、地盤をきちんと固めてから次のステップへ進む、いわば「石橋を叩いて渡る」のがセブン流だ。
今でも四国や沖縄にはセブン-イレブンはない。しかし近い将来、セブン-イレブンができたとき、そこに住む人々は「お気に入りの店」として選んでくれるだろうと確信する。
「セブン-イレブン、いい気分」というキャッチコピーの意味がわかる日が、いつかこの沖縄にもやってくる。
たいてい、一般企業は新卒入社日を4月1日としているのだが、この会社は入社式を3月に行う。そのせいか、セブン-イレブンの入社式(イトーヨーカ堂などと合同で行われる)は毎年必ずニュースになっている。ボクの代は3月10日が入社日で、入社式は3月19日だった。ちなみに大学の卒業式も入社式と同じ3月19日だった。つまり、学生を終わる前に社会人になってしまっていたのである。
卒業式と入社式。ボクはどっちに出席しようかと悩んだ挙句、大学の卒業式を選んだ。そのため、入社式はニュースで"受けた"ことにしている。
そうそう。セブン-イレブンは、会社の組織図が一般企業とは逆に描かれているのをご存じだろうか? 一般企業は、社長を頂点とした"ピラミッド型"の組織図を用いている。でも、この会社は社長が最下段に位置する"逆ピラミッド"。最上段(もっとも偉いヒト)は"お客様"と書いてある。こういう発想が好きだった。
また、社内では上司を肩書きで呼んではいけないというルールがある(例外:会長・社長)。普通の企業は上司を"課長"やら"係長"やら"主任"やらといった肩書きで呼ぶのとは対照的である。ちなみにどう呼ぶか。"さん"付けである。ちなみに、部下に対しても"さん"付けは必須で、呼び捨ては厳禁らしい。だからだろうか、上下のコミュニケーションはとても取りやすいように感じた。
いつも何かを考えるときは「お客様の立場に立つ」ことを求められた。
仕事をする時は[情報収集・分析]→[仮説]→[実施]→[検証]というプロセスを大事にした。他の企業で[Plan]→[Do]→[See]という考えが流行するずっと前から、セブン-イレブンでは仕事の進め方として当然のごとく行っていた。
バカバカしいようなアイデアでも、上司は「やってみろ」と言ってくれたし、きちんと考えて評価してくれた。そういう社風も好きだった。
セブン-イレブン・ジャパンの創立30周年にあたり、ある上司から「セブン-イレブンの数字をわかりやすく説明できるアイデアを2日で考えてくれ」と注文されたときのこと。たとえば利用客数。グラフを使うのが普通だと思うのだが、ボクは地球の絵を描き、その半分を真っ赤に塗りつぶした。そしてこう書いた。
「毎年、世界の人口の半分がセブン-イレブンを利用しています」
当時、日本のセブン-イレブンの来店客数は平均約1,000人、店舗数は約10,000店。社内にあったデータはこの2つだが・・・これを計算すると1日あたり1000万人が来店していることになる。それに365日かけると36億人。世界の人口が約60億人・・・だから、世界の半分が来ています、と書いた。他にも、セブンで1年間に売れる少年マガジンを積み上げたら富士山1000個分とか、そういったものばかり書いたのだ。
怒られる・・・と思いながら恐る恐る提出した2日後、その上司は満面の笑みを浮かべてこう言った。
「これだよ!」
なんとその書類は会長までいったらしく、そして爆笑したらしい。
そして、ボクの提出した書類がキッカケで「教えて!セブンイレブン」というコーナーがHP上で始まった。
隣に写っているのは、鵜飼さんというボクの元同僚。彼とは同期でもあるのだが、今は伊藤さんの下で活き活きと仕事をしているようだ。
セブン-イレブンは世界最大の小売チェーン。でも、彼らは規模の大きさよりも1店舗1店舗を大切にしていることをボクは知っている。その積み重ねがあって、ここまできた。急激にチェーンを拡大することをせず、地盤をきちんと固めてから次のステップへ進む、いわば「石橋を叩いて渡る」のがセブン流だ。
今でも四国や沖縄にはセブン-イレブンはない。しかし近い将来、セブン-イレブンができたとき、そこに住む人々は「お気に入りの店」として選んでくれるだろうと確信する。
「セブン-イレブン、いい気分」というキャッチコピーの意味がわかる日が、いつかこの沖縄にもやってくる。
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この記事へのコメント
1. Posted by 沖縄のやっさん
July 12, 2007 09:17
セブンイレブン記念日おめでとう!!
世界最大の店舗達成おめでとう!!
セブンイレブンの最大の力が、お客様からの信頼の証なのですね。
現在の大半の企業が、売上目標、収益目標に終始して、顧客を向いてない。
現場を知らない経営トップ。
経営トップの顔色を、伺い、お客様に向いていない、小手先の手法で、ごまかす現場責任者の多い事か?
世界最大の店舗達成おめでとう!!
セブンイレブンの最大の力が、お客様からの信頼の証なのですね。
現在の大半の企業が、売上目標、収益目標に終始して、顧客を向いてない。
現場を知らない経営トップ。
経営トップの顔色を、伺い、お客様に向いていない、小手先の手法で、ごまかす現場責任者の多い事か?
2. Posted by Luna
July 12, 2007 16:43
とっても素敵だなぁ。。
素敵な社長だし、素晴らしい方針だなぁ。。
ヤスダさんは、素敵な会社でいい経験をされて幸せですね〜
ちなみに私もコンビニでセブンイレブンさんが一番好きです。
素敵な社長だし、素晴らしい方針だなぁ。。
ヤスダさんは、素敵な会社でいい経験をされて幸せですね〜
ちなみに私もコンビニでセブンイレブンさんが一番好きです。
3. Posted by
Concierge YASDA
July 12, 2007 21:33
> 沖縄のやっさんさん。
おそらく、この会社の場合は世界最大はあまり鼻にかけていないはずです。とりあえず結果として発表しました程度の認識だと・・・。あくまで大事なのは1店1店だという考えで動いている会社なので。
上を見た仕事をしたら、7-11ではそれこそ上の人にこっぴどく叱られますよん。
おそらく、この会社の場合は世界最大はあまり鼻にかけていないはずです。とりあえず結果として発表しました程度の認識だと・・・。あくまで大事なのは1店1店だという考えで動いている会社なので。
上を見た仕事をしたら、7-11ではそれこそ上の人にこっぴどく叱られますよん。
4. Posted by
Concierge YASDA
July 12, 2007 21:40
> Lunaさん。
この会社、仕事は恐ろしいほどハードでした。仕事に妥協は一切できないので・・・。成果が出せなかったら「たぶん 親分 嫌な気分・・・」と恐れたこともしょっちゅうでした・・・。
だけど、上司や同僚はとても才能豊かで、そして最高に素敵でした。だからかな、辞めた今でも7-11にいたことを誇りに思っていますし、感謝しています。
この会社、仕事は恐ろしいほどハードでした。仕事に妥協は一切できないので・・・。成果が出せなかったら「たぶん 親分 嫌な気分・・・」と恐れたこともしょっちゅうでした・・・。
だけど、上司や同僚はとても才能豊かで、そして最高に素敵でした。だからかな、辞めた今でも7-11にいたことを誇りに思っていますし、感謝しています。
5. Posted by チンパンジーニョ
July 22, 2007 03:09
最近の高校生バイトの質は酷いですよ。FCにあいつに言っても仕方ないなんて言われたのもいますからね(笑)平気で当日ドタキャンする、携帯着信拒否して逃げる、フェイスアップしない、レジにフラット3のようにつっ立つ、お勧め販売で声出さない、廃棄を食べることしか頭ない。サッカーで言えば「走らないでヘラヘラしてるヤツ」になるのでしょうか?
6. Posted by
Concierge YASDA
July 22, 2007 03:33
> チンパンジーニョさん。
はじめまして。
高校生バイトの質ということですが、それはそれぞれのお店でのトレーニングによると思います。ボクは一概に高校生の質が酷いとは思いません。資質うんぬんよりも、採用・試用期間の段階で主体者がきちんと教育できているかで、そのお店のバイトのレベルが決まってきます。
そのお店のバイトが酷いレベルなのであれば、それは安易な妥協をしたりいい加減な教育をした結果だと考えられます。むしろ主体者のほうの資質をボクは疑いますね。
はじめまして。
高校生バイトの質ということですが、それはそれぞれのお店でのトレーニングによると思います。ボクは一概に高校生の質が酷いとは思いません。資質うんぬんよりも、採用・試用期間の段階で主体者がきちんと教育できているかで、そのお店のバイトのレベルが決まってきます。
そのお店のバイトが酷いレベルなのであれば、それは安易な妥協をしたりいい加減な教育をした結果だと考えられます。むしろ主体者のほうの資質をボクは疑いますね。
7. Posted by チンパンジーニョ
July 22, 2007 11:05
安田さん、ご返信誠に有難うございます。安田さんのご指摘を照らすと、レジ打ち、品出しまでは教えたとおりやってくれるのですが、それ以外の部分でうまくいきません。それはやはり上の人間の甘やかしや悪い部分を良いようにとってしまったと思います。
ひとつひとつの仕事に共通理解が出来てなくて時間帯によってバラバラ。勝手にルール化されていたりして驚くこともしょっちゅう。それはやっぱり上の人が方針もって、共通理解を植えつけなくてはいけないかなと思います。
前の店長はバックルームにこもり適当なこと言ってて、フェイスアップはしない(そのせいで同じ時間帯の店員もやらなかった)SCに出る数字を満足する様な現場に出て問題点を変えようとしない人でした。
大分ピリピリしていた面もあったんで心を広く持って甘やかさず彼らと接していきたいと思います。
ひとつひとつの仕事に共通理解が出来てなくて時間帯によってバラバラ。勝手にルール化されていたりして驚くこともしょっちゅう。それはやっぱり上の人が方針もって、共通理解を植えつけなくてはいけないかなと思います。
前の店長はバックルームにこもり適当なこと言ってて、フェイスアップはしない(そのせいで同じ時間帯の店員もやらなかった)SCに出る数字を満足する様な現場に出て問題点を変えようとしない人でした。
大分ピリピリしていた面もあったんで心を広く持って甘やかさず彼らと接していきたいと思います。

