December 10, 2006

I'm proud.

少し前の話になるが、日本から明るいニュースが入ってきた。


supporterベストサポーター賞受賞 FC琉球サポーター(琉球新報)
琉球サポーターV JFLベストサポーター賞受賞(沖縄タイムス)


与那城ジョージ監督の退任発表というあまりにも衝撃的なニュースを受けた直後だったが、これは素直に喜ぶべきニュースだと思う。


「サポーターは12番目の選手」
という言葉があるが、サッカー発祥の国に来て、スタジアムに行くと、その言葉の意味がよくわかる。

supporter
ホームのサポーターは、相手チームを徹底して威嚇し、また自分たちのチームを徹底して鼓舞するべく、90分間大声を上げ続け、手を叩き続ける。
アウェーチームのサポーターは、ホームサポーターの威嚇から自分たちのチームを守るべく、そして打ち破るべく、ホームサポーターの3倍ものエネルギーを使って90分間必死に対抗する。

サポーターたちも、90分間必死で戦っているのだ。



今シーズン、ボクは何度かアウェー戦への遠征に出かけた。残念ながら出掛けたアウェー戦で琉球の勝利を見ることはなかったが、嬉しかったことがある。
それは、どこへ行っても多くのFC琉球のサポーターが駆けつけていたことだ。


開幕戦の栃木SC戦(@栃木県宇都宮市)では、栃木の沖縄県人会や、ネットを通じてFC琉球の存在を知った関東地方のサポーターなど200人近くが集まり、応援ではおそらく6,000人近くの栃木と互角に戦った。

FC刈谷戦GW中、FC琉球初のナイトゲームとなったFC刈谷戦(@愛知県刈谷市)。
沖縄から向かったのはボクただ1人。でも、試合前には30人以上の琉球サポーターが集まっていた。名古屋だけでなく、京都から駆けつけたヒトもいた。

屈辱的な大敗を喫した佐川急便東京SC戦(@東京都多摩市)だったが、サポーターの数、そして応援の声では佐川急便サポーターを完全に凌駕し、スタンドはどっちのホームゲームなんだかわからないと思うぐらい多くのサポーターが集まった。

佐川印刷戦佐川印刷SC戦(@京都市)でも、平日の夕方というのに関西在住のサポーターが多く集まった。観客の数は佐川印刷のほうが多かったが、西京極の広いグラウンドに響き渡るのはFC琉球のコールばかりだった。


アウェー戦に出かけるとき、相手チーム(&サポーター)の雰囲気に飲み込まれてしまわないか、ボクはいつも不安になる。でも、その不安はことごとくかき消された。なぜなら、多くの"仲間"がそこにいたからだ。
一緒に戦う仲間がいるということは、ただそれだけで10倍もの勇気をもらうことができる。一緒に声を出して、一緒に手を叩いてくれると、もらう勇気は100倍以上になる。そして全力を振り絞って応援に集中することができる。

冒頭でリンクを張った新聞記事はいずれも沖縄の地元紙。そのために、論調も沖縄県民向けになっているけれど、この[ベストサポーター賞]受賞には、沖縄県民だけでなく、地理的に不利な(特に沖縄から出るときは飛行機しか手段がない)アウェーでも、沖縄を離れられないサポーターの代わりに精一杯声援を送り続けてくれた県外のサポーターたちの存在もあるはずだ。ニュースでは、彼らの存在に対する評価が残念ながら見つけられなかったが、ボクはこの場を借りて県外のサポーターに感謝したいと思う。


沖縄在住のFC琉球サポーターはなかなか皆さんと一緒にアウェーで戦うことはできないけれど、でもいつもボクらの分まで戦ってくれて、ありがとうございます。
距離は離れていても、皆さんとボクらのココロはひとつ。来年も、一緒に戦いましょう。


requios at 10:26 │Comments(5)TrackBack(0)この記事をクリップ! FCりゅうきゅうのはなし。 

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この記事へのコメント

1. Posted by unaga    December 10, 2006 19:26
やさしい心遣いありがとうございます.
たった7試合しか応援していませんが,私の中のベストサポーター賞はYASDAさんです.全国から何回も沖縄やアウェーに参戦された方何人も勿論知ってしますがやっぱり貴殿です.受賞理由は何回もブログに勝手に書きましたが多摩での応援です.特に惨敗後選手が挨拶に来たときに何も言わずに貴殿がリードして琉球愛歌を皆で歌い,FC琉球ドドン ドン ドドンと応援した時には思わず泣けてしまいました.きっと選手,監督の心にも届いたと思います.あの時を契機にチームは持ち直し残留を決めたと思います.多摩までは2勝3分10敗,その後は4勝7分7敗と持ち直したのはあの琉球愛歌のおかげだと勝手に思っています. またいつか勝っても負けても一緒に歌いたいですね.
2. Posted by unaga    December 10, 2006 19:33
優しい心遣いありがとうございます.
3. Posted by 土方    December 28, 2006 16:17
FC琉球も、サポーターの皆さんも本当にお疲れ様でした。         YASDAさんも遠距離からの応援、ご苦労様でした。             97年からプロを目指す「沖縄サッカー戦国志」を見続けていますが、こんなにサポーターが早く育つとは思っていませんでした。
あとは勝利。            チームも再生する時期かもしれません。プロとして生きていくには確かに非情なハードルも存在するのですね。
それとYASDAさん、カードありがとうございました。感激でした!
4. Posted by Concierge YASDA    December 28, 2006 16:57
> unagaさん。
琉球愛歌は、やはり歓びの歌であるべきかと思います。あのときは「気持ちを切り替えよう」という思いで歌ったんですが、でも気持ちとしては"琉球哀歌"になってしまった。正直とても悔しかったですね。
なので、unagaさんと次に一緒に歌うときは勝利のときです。きっと、ね。
5. Posted by Concierge YASDA    December 28, 2006 17:08
> 土方さん。
「負けてもいいから、勝ちにいけ!」
イギリスに来ても、土方さんのこの言葉がずっと心に刻まれています。サッカーだけにとどまらず、最後まで戦うことを諦めない姿勢を忘れるなという人生訓にもつながるものがある。そう思います。

2006年はFC琉球にとっても、琉球を応援するサポーターにとっても苦難の年。個人的にも、後半からは直接応援することができなかったのが辛かった。今シーズンは琉球に対して常に辛口で接してきましたが、そういう記事を書くときにはいつも自分が1番苦しかった。来年はあまりそういう記事を書きたくないですね。(^^;)
今年は失ったものも大きいけれど、得たものも決して小さくはなかったはず。それを来年証明してくれることを祈るだけです。
あ。土方さんのことはいつもネットのニュースとブログで拝見しています♪
「沖縄スポーツキングダム」見たかったです・・・

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