May 04, 2006

屋台 猫舌

那覇市の中心部、国際通り。
そのいちばん端にある複合商業施設「パレットくもじ」に向かい合う、
沖縄銀行本店のすぐそばにこのお店は存在する。

ただし、そのお店が姿を見せるのは夜だけ。

軽トラックを改造したそのお店の名前は、「猫舌」。
ちょうど1年前の5月3日、沖縄に姿を現したという。


ボクがかつて住んでいた名古屋や東京には、夜になると駅前に「ラーメン」「やきとり」「おでん」といった屋台が2〜3軒は必ずといっていいほど出ていた記憶がある。
そして、そこで適当にラーメンをすすり、ついでに酒を1杯だけ(←しかも日本酒を)飲む。
「普通のラーメン屋でもいいじゃん」と思うかもしれない。
でも、屋台で食べるラーメンやおでんって、不思議なことに大体が美味しいのだ。屋台では、ほとんど"はずれ"を引いたことがない。
もちろん食べ物そのものの味も美味しいのだけど、隠し味はその屋台をやっているおじさんやおばさんのあったかいココロだったりする。
ぶっきらぼうな店主もいれば、話し好きな店主もいる。
ただ、彼らの表情を見ながら、ちょっとだけお話ししながら、適当に食べて飲む。
この"屋台で過ごす時間"がとても好きなのだ。


ところで沖縄には、いわゆる屋台というものはほとんど見かけなかったように思う。
小さい頃、大型バスを改造した「パーラー」というものがあちこちにあったような気はするが、今はそれもほとんど姿を消してしまっている。
長い期間本土で暮らしてから沖縄に帰ってきたとき、ボクは沖縄に屋台という文化がないということに一種の寂寥感を覚えていた。


沖縄に屋台というものがぽつりぽつりと現われはじめたのは、おそらくこの数年ぐらいではないかと思う。
そして、その屋台という文化を沖縄に根付かせたお店の1つがこの「猫舌」だと勝手に推測している。

猫舌「猫舌」を営んでいるのは、店主の大谷さんと、そして看板娘のえつこさん。
屋台というと年配の方が営んでいるというイメージにとらわれがちだが、沖縄ではむしろ若いヒトが営んでいることが多い。
もちろん「猫舌」もそうである。


2人とも愛知県出身。
ここはフツウのおでんだけでなく、東海地方ではポピュラーな「どて煮」(牛の"中身"を八丁味噌で煮込んだもの)が味わえる。
この「どて煮」がホントにおいしいのだ。
もちろん、おでんも味が染みていてとてもうまい。
そして何より、この空間で彼らや偶然隣り合わせた別のお客さんたちと他愛もない話をする時間が、とても楽しい。


シゴトに疲れたら、ふらりと入ってみるといい。
ただし、最初はほんのちょっとだけ勇気が要るかもしれないが・・・でも入ってしまえば小さなワンダーランドに出会えるはずだ。


屋台「猫舌」
那覇市久茂地・沖縄銀行本店隣り
PM8:00-
日曜日と天気がめちゃめちゃ悪い日は休み

requios at 09:41 │Comments(0)TrackBack(0)clip!Okinawa Concierge 

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